トルコ文化協会

協会について

トプカプサロンの開催

奥深いトルコの魅力を毎回さまざまな切り口から語っていただくトルコ文化講座と懇親会。すでに140回を超え、協会の代名詞ともなっているサロンです。会員だけでなく広く市民に公開しています。


《第146回トプカプさろん》オフラインセッション+オンライン配信

アケメネス朝ペルシャ-史上初の世界帝国


前6世紀なかばに誕生したアケメネス朝ペルシアは、史上はじめてアジア、アフリカ、ヨーロッパの三大陸にまたがる世界帝国となった。その歴史を振り返るとともに、世界帝国の統治にむきあったペルシア大王の理念に迫る。


阿部 拓児氏プロフィール

愛知県出身。専門はアケメネス朝ペルシア史、ギリシア語によるペルシア帝国史叙述。著書に『ペルシア帝国と小アジア』京大出版会、『アケメネス朝ペルシア』中央公論新社、訳書に『クテシアス ペルシア史』京大出版会。


《第145回トプカプさろん》終了しました

ペルシャ語とはどんな言語か?


ペルシア語はどんな言語か、その表記法、文法、語彙の特徴、アラビア語との違い、トルコ系イラン人はどんな言語を話しているかなどについてお話します。


ベへナム・ジャヘドザデ氏プロフィール

1978年生まれ、(母語:アゼルバイジャン語)。 1997年テヘラン大学外国語学部日本語学科入学(2002年卒業)。 2007-2010年テヘラン大学外国語学部日本語学科講師。 1999年初来日、2014年京都大学人間・環境学研究科博士課程修了。 2014年大阪大学言語文化研究科ペルシア語専攻(准教授)現在に至る。


《第144回トプカプさろん》終了しました

ビザンツ帝国とイスラーム世界


キリスト教国家ビザンツ帝国(東ローマ帝国)は不思議な国でした。キリスト教を国家宗教とし、皇帝は「神の代理人」であったはずなのに、イスラーム世界と友好をはかるどころか、同盟を結ぶことも平気でした。その軟弱な対イスラーム政策は、聖戦意識に燃えた十字軍から非難され、「臆病者」「狡猾なギリシア人」と罵られました。 今回の講座では、アラブ人とのあいだで実施された捕虜交換、トルコ人に対して行なわれた十字軍への対応を通じて、ビザンツ人の行動様式を分析し、不思議な国ビザンツ帝国の一端を紹介します。

1.ビザンツ帝国とは?

2.ビザンツ=イスラーム捕虜交換(8~10世紀)

3.第1回十字軍とビザンツ帝国(11世紀)


井上浩一氏プロフィール

1947年京都市に生まれる。京都大学文学部卒。専門はビザンツ帝国史。主な著著として、『生き残った帝国ビザンティン』(講談社)、『ビザンツ皇妃列伝』(白水社)、『歴史学の慰め』(白水社)などがある。


《第143回トプカプさろん》終了しました

トルコの食文化とグローバリゼーション


食文化は、文化の他の要素と同じく、ある国や地域の歴史、伝統、価値観などをよく表すもので、またときには国や地域どうしの関係を理解するうえでも重要です。90年代から特に拡大してきたグローバリゼーションにより、国際間のコミュニケーションや相互作用もかなり速くそして強くなってきたなか、食文化への影響もまたより大きく感じるようになってきました。いっぽう、国や地域の特徴を代表していたはずの食文化も、逆にグローバル社会に広がり、グローバリゼーションの趨勢を変えています。 今回のTopkapı Salonでは、トルコの食文化の諸事例をご紹介しながら、グローバリゼーションにおける食文化の拡大と変化、また食文化のグローバリゼーションの行方を考えてみたいと思います。


アイスン ウヤル槙林 氏プロフィール

トルコ出身。専門は国際関係論で、特に国際政治経済の視点からみた地域主義、地域協力、開発、環境問題、そしてグローバリゼーションについて研究を進めている。山口大学大学院東アジア研究科東アジア専攻博士後期課程で博士号を取得した後、龍谷大学アフラシア平和開発研究センター、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構・総合地球環境学研究所を経て、現職。グローバリゼーション研究の一部として、「食文化」、「和食のグローバリゼーション」や「環境問題としての食料の安全保障」などについても興味を持っている。


《第142回トプカプさろん》終了しました

ウイグル仏教とウイグル仏典


ウイグルは4世紀から13世紀にかけて中央アジアで活動したテュルク系の遊牧民とその後裔と称する民族を指す。8世紀に突厥に代わって「ウイグル可汗国」(744年-840年、首都:オルド・バリク)というウイグル国家を建国した。840年になると、ウイグル帝国はキルギスの侵攻を受けて崩壊した後、多くのウイグル人はモンゴリアを脱出し、タリム盆地に移住「西ウイグル王国」(843年-1360年、首都:ビシュバリクと高昌)を建国した。一方、ウイグル人の別な一派は甘州を中心にして「甘州ウイグル王国」(894年-1036年、首都:甘州)を建てた。 8世紀頃からイスラム教が中央アジアに入ってきて、現在も新彊ウイグル自治区の住人であるウイグル人の大半はイスラム教徒だが、8世紀から14世紀まで存在したウイグル国では仏教が信仰され、仏教文化が花開いていた。仏教文化が支配的なこの地域の現存する仏教遺跡の中に、トルファンのベゼクリク千仏洞、トユク千仏洞、クチャのキジル千仏洞等があり、ウイグル語仏教写本も多数存在する。 今回の講演会では、ウイグル仏教と古代ウイグル語における仏典についてお話する予定です。


ゼイネプ・プナル・ジャン氏プロフィール

1989年イスタンブル生まれ。ボアズィチ大学文学部卒業。2011−2012年早稲田大学国際教養学部留学。2018年10月〜2019年5月大阪大学文学部招へい研究員。ユルドゥズ工科大学文学部助手として現在に至る。専門は古代トルコ語文献、古代ウイグル語文献、古代ウイグル語仏典。


《第141回トプカプさろん》終了しました

チュルク諸語の分布と進行表現の展開


トルコ語を含むチュルク諸語には25以上の言語に書き言葉があり、25から30の方言が認められ、下位方言を含めると50〜60種になるとされますが(三省堂言語学辞典1989年)、トルコ語だけからはみえてこない意外な一面もあります。今回は、トルコ語を全くご存知ないかたも対象として、チュルク諸語の歴史と分布にも触れながら、前半はトルコ語の進行表現とされる-yorのチュルク諸語の中での位置付けをお話したいと思います。 また、後半はチュルク諸語の分布と関連させて、今まで私自身がフィールドワークをおこなったことがあるチュルク系少数民族(カシュカーイー族やハラジ族など)のことばや人々についても写真などを紹介しながらお話しする予定です。


栗林 裕 氏プロフィール

京都府綾部市出身。岡山大学文学部(言語学専攻)、文部省アジア諸国等派遣留学生(トルコ・ボアズィチ大学 客員研究員)、神戸大学大学院文化学研究科を経て現職、博士(文学)


《第140回トプカプさろん》終了しました

トルコ絨毯の歴史と美術


トルコ民族は遊牧生活の中で織物と深く結びついた伝統を持っていた。10-11世紀以降小アジアへ移住し、定住社会生活へと移行していったトルコ民族は、イスラームの要素と共に土地の土着文化や材質を取り入れて絨毯織文化を発展させた。ルーム・セルジューク朝時代の絨毯は限られた色で幾何学文様が中心であったが、オスマン朝時代になると専門職人機構のもとイスタンブルやウシャクの宮廷工房で、メダリオンや草花文様を中心とした色鮮やかな絨毯が織られるようになる。日本ではトルコ絨毯と言うとヘレケ絨毯がよく思い浮かべられるが、ヘレケのみならず様々なタイプや文様の絨毯がある。この講演会ではトルコ絨毯を歴史的に考察し、オスマン朝時代の絨毯に焦点を当てながら、絨毯の美を探究する。


奥村純代氏プロフィール

1992年同志社大学文学部西洋文化史学科卒、マルマラ大学大学院修了、文学博士(トルコ・イスラーム美術史)。トプカプ宮殿博物館、トルコ文化財団イスタンブル支部、オドンパザール近代美術館館長を経て、SOCA Art Consultancy & Curationを設立。 14-16世紀のイスラーム諸国と地中海世界の織物を主な研究対象とする。著書に「マムルーク朝絨毯に見られるトルコ民族文化の影響」(イスタンブール:IRCICA, 2007)がある。他に「オスマン朝宮廷絨毯に見られる黄染経糸の意義」、「ブルサ、ウル・ジャーミーのマムルーク朝カーバ・カーテン」など多くの論文がある。


《第139回トプカプさろん》終了しました

アナトリアの聖者たちー女性地域研究者の視点から


いろいろな言語に遭遇した体験を話してみたいと思います。

私が習得した言語/その各言語に感じた差異/言語から感じる文化の違い/私の言語習得方法/ 外国語を覚えて良かったこと/日本留学に際しての言語対応の感想


ナルギズ・バギルリ氏プロフィール

1995年アゼルバイジャン生まれ。2014年9月バクー国立大学東洋学部極東言語・中国語学部入学。2016年9月上海大学へ留学(1年)。2019年6月バクー国立大学卒業。2020年4月京都大学国際高等教育院、10月文学研究科研究生(行動文化学専攻)。 日本語は2014年から独学で勉強。2016年日本語能力試験(JLPT)N2、日本語弁論大会4位、2019年N1。2017年中国語検定(HSK)5級[中国語でスピーチできる!]、2018年中国語弁論大会3位。日本国大使館のアルバイトをしたのがきっかけで、大学3年生の時からフリーランスとして、通訳・翻訳もやっている。


《第137回トプカプさろん》終了しました

アナトリアの聖者たちー女性地域研究者の視点から


現在のトルコが位置するアナトリアの地では、オスマン朝期からスーフィー(イスラーム神秘主義者)と呼ばれる人々の活動が活発に見られました。 時に「聖者」と呼ばれ民衆から親しまれたオスマン朝期のスーフィーたちの思想的営為に触れながら、現在のトルコにおける聖者崇敬の事例に至るまで、 スーフィーたちを取り巻く宗教的な伝統や文化について女性地域研究者の視点から論じてみたいと思います。


真殿 琴子 氏プロフィール

1992年兵庫県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科在籍中。日本学術振興会特別研究員(DC1)。 専門はイスラーム思想、特にスーフィズム(イスラーム神秘主義)を対象にしており、 現在はオスマン朝期のスーフィズム思想研究を主なテーマとして日本ートルコを往復しながら研究活動を行なっている。


《第136回トプカプさろん》終了しました

チュルク語圏地域の紹介


京都在住の留学生たちが、母国の紹介をします。

紹介する地域は、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、イラン/タブリーズ地域です。

参加者皆さんからのフォローも期待しています。


紹介者

アゼルバイジャン:ナルギズ・バギルリ---バクー出身

トルクメニスタン:アザット・アーラヤロフ---レバープ州出身

ウズベキスタン:ジャスルベク・マジドフ---シャフリサブス出身

イラン/タブリーズ地域:タラ・バクティヤーリー---タブリーズ出身


《第34回総会》終了しました

第34回総会


COVID-19感染がおさまりません。オンラインで開催します。


《オンライントークセッション》終了しました

わたし今、イスタンブルです。


イスタンブルの今をトークします。参加者からの話題もお待ちしております。


市川 ラク 氏プロフィール

誰にも頼まれていないのに、トルコを題材に仕事するマンガ家。 2015年10月、イスタンブルに移住。 主な著作に『わたし今、トルコです。』『白い街の夜たち』など。(共にKADOKAWA) 現在月刊コミックビームにて『オダリスク』連載中! そろそろ日本に本帰国しようとするも、なかなか腰が上がらない。


《第135回トプカプさろん》オンラインセッション終了しました

墓地から見たオスマン帝都イスタンブル


宗教・宗派の面で多様な人々を内包したオスマン帝国期のイスタンブル。この大都市は、その周辺部に、宗教・宗派毎に区分けされた数多くの墓地を抱えていました。 本講演では、近世における墓地のあり方がどのようなものだったのか、そして19世紀に市域が拡大するなかで墓地がどのように扱われたのかを見ることで、 これまでとは違った角度からオスマン帝都イスタンブルに迫ってみたいと思います。


上野 雅由樹 氏プロフィール

1979年生まれ。2009年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。2010年、博士(学術)の学位を取得。大阪市立大学文学研究科講師を経て2017年より現職。 専門分野はオスマン帝国史、オスマン治下のキリスト教徒を主な研究対象とする。 共著書に『世界史/いま、ここから』(山川出版社、2017年)『近代・イスラームの教育社会史』(昭和堂、2014年)がある。


《第134回トプカプさろん》終了しました

「トルコ料理の誘惑-私を虜にした食と文化」&「わんだふる・りたいあめんと」


トルコの魅力を伝えるステキな本が2冊も出ました!著者のお2人をお迎えして、インタビュー形式でお話をしていただきます。

「トルコ料理の誘惑-私を虜にした食と文化」著者:井藤聖子

長年トルコで暮らし、トルコ料理のおいしさにハマッた井藤さんに、料理を通してトルコ文化と歴史について、お話を伺います。

「わんだふる・りたいあめんと」著者:澤みどり

54歳からの語学留学体験記!ワクワク、ドキドキ、ハラハラの3ヶ月の体験を伺います。


話し手のプロフィール

井藤聖子(いとうきよこ)

1964年、兵庫県明石市に生まれる。1996年エルジェス大学に日本語講師として赴任して以来2012年までトルコ在住。イスタンブル大学文学博士。

澤みどり(さわみどり)

市役所生活にピリオドを打ち、2013年4月19日トルコ・イスタンブルに到着。7月6日までトルコ滞在。その間トルコ語学校に通う。


《第133回トプカプさろん》終了しました

オスマン帝国の詩人たちと帝都イスタンブール


オスマン帝国の帝王、群卿は必須の教養の一環として詩歌に親しみ、折に触れ自らの感興を歌に詠むのを習わしとした。 本講演ではオスマン帝国における詩歌の概要をその社会的地位とともに概観しつつ、幾篇かのオスマン詩を読み解きながらオスマン社会の実相に迫りたい。


宮下 遼 氏プロフィール

1981年東京生まれ。東京外国語大学トルコ語科卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学を経て、大阪大学言語文化研究科准教授。 専門はトルコ文学史、イスタンブル都市史。著書に『多元性の都市イスタンブル:近世オスマン帝都の詩人、庶民、異邦人』(大阪大学)、『無名亭の夜』(講談社)他。 訳書にオルハン・パムク『私の名は赤』、『僕の違和感』(早川書房)、ラティフェ・テキン『乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺』(河出書房新社)他。


《第132回トプカプさろん》終了しました

トルコの宗教的マイノリティ「アレウィー」について


トルコでは、国を持たない最大の民族であるクルド人のほか、イスラム教化する前の信仰を大切にしている「アレウィー」と呼ばれる民族マイノリティも多数居住しています。 世俗主義でリベラル色の濃い彼らの実態に迫ります。


セイハン・デニス 氏プロフィール

1969年、マラティア県アラプギル生まれ。 1986年よりイスタンブールで菓子職人としての修行を積み、ポラットルネッサンスホテルやVogueレストランチェーンに勤務した後、2003年に来日。 日本の洋菓子店やホテルなどで働いていたが、2010年にはリニューアルした「ペラパラス・ホテル」の製菓長に就任。 1992年から1993年までは、イスタンブールの演劇学校にも通いながら、喜劇役者なども務めていた異色の経歴も持つ。


《第131回トプカプさろん》終了しました

私が知っているトルコの今


-経済の面:最近のインフレと国民の感想

-政治の面:民主制、言論の自由、色々な立場

-まわりの国々との関係:シリア移民たちの問題など

-EUの夢の現在


AHMET ONAT 氏プロフィール

1969年生まれ。イスタンブール工科大学電子通信工学部卒業、京都大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程卒業、サバンジュ大学工学部メカトロニクス工学准教授。 2019年7月より京都大学招聘外国人学者として、京都大学に在席。


《特別トークセッショントプカプさろん》終了しました

スルタンの愛した日本


アジアとヨーロッパの境目、ボスフォラス海峡のほとりに建つ白亜の宮殿、ドルマバフチェ宮殿。そこに眠る、明治時代の数々の日本美術工芸品。2メートル近い有田焼や薩摩焼、七宝の大花瓶、箱根寄木細工の家具、芝山家具など、日本でも珍しいようなものが、どうしてトルコに? ひょんなことからこれらのお宝に取り憑かれたイスタンブル在住の美術史家、ジラルデッリ青木美由紀が、宮殿の華麗な大広間から非公開の小部屋まで、文字通り床に這いつくばって調べ尽くした知られざる逸話をご紹介します。


シラルデッリ青木美由紀 氏プロフィール

美術史家、1970年生まれ、イスタンブル工科大学大学院修了、文学博士(美術史学)。著書に『明治の建築家 伊東忠太 オスマン帝国をゆく』(ウェッジ、紀伊國屋じんぶん大賞6位入賞)、編著書に『オスマンの宮殿へ吹く日本の風』がある。イスタンブルを拠点に、展覧会キュレーションのほか、NHK BS「世界遺産 時を刻む」、BS日本テレビ「中谷美紀トルコ紀行」の案内役など、テレビ出演でも活躍中。


《第130回トプカプさろん》終了しました

ウズベキスタンのイスラーム・ヴェール今昔


ウズベキスタンでは、ソ連体制下における徹底的なイスラーム・ヴェール根絶運動の結果、日常生活においていわゆる伝統的なイスラーム・ヴェールは20世紀半ば以降ほぼ姿を消しました。しかしソ連解体と独立を経て、2000年代に入った頃から新しいスタイルのイスラーム・ヴェールが登場し、賛否両論さまざまな反応を呼び起こしています。イスラーム・ヴェール着用問題は「スカーフ論争」などとも呼ばれ、今日世界各地に存在しますが、それが現代ウズベキスタンではどのような文脈で「問題」とされているのかを明らかにしながら、女性の主体性や20世紀的「近代」の問い直しという観点からとらえ直してみたいと思います。


帯谷 知可 氏プロフィール

京都大学東南アジア地域研究研究所・准教授 博士(地域研究) 専門分野は中央アジア近現代史・地域研究、ウズベキスタンを主な研究対象とする。近年の編著に『ウズベキスタンを知るための60章』(明石書店、2018年)、『秩序の砂塵化を超えて』(京都大学学術出版会、2017年、村上勇介と共編)、『融解と再創造の世界秩序』(青土社、2016年、村上勇介と共編)、『朝倉世界地理講座―大地と人間の物語5中央アジア』(朝倉書店、2012年)などがある。


《第129回トプカプさろん》終了しました

トルコとその周辺地域のフォークダンスに触れる


(1) プレゼン トルコのフォークダンスについて


(2)デモンストレーション ①デニズリ地方のzeybek ②karaden?z k?z  ケメンチェによる演奏by千賀


(3)フォークダンス講習 ①ポントスの踊りby千賀 ②E?inの踊り ③東アナトリアのhalay


《第128回トプカプさろん》終了しました

ビザンツ研究者が見た観光立国トルコ


「リキア地方ビザンティン遺跡調査団」による,フェティエ市郊外のゲミレル島(別名,聖ニコラオス島)を中心とする調査に1991年から2002年まで参加した経験から,現地ムーラ県やイスタンブールについてお話します。主なテーマは,①これまでのトルコ訪問の概要,②高度情報化(IT)の進展による変化,③ゲミレル島周辺遺跡調査について,④調査における幸運:継続のための不可欠の要素として,⑤現地調査と観光開発,⑥イスタンブールの変貌です。トルコの研究が専門ではありませんし,訪れたことのある場所も限られてはいますが,毎年のようにルーティーンとしてイスタンブールやフェティエを訪問していましたので,そこで気づいたことについて述べようと思います。


中谷 功治氏プロフィール

1960年,大阪市生まれ。大阪大学文学部助手,愛媛大学教育学部助教授をへて関西学院大学文学部教授として現在にいたる。専攻はビザンツ帝国史(西洋史学専修)。博士(文学)。 著書として『歴史を冒険するために 歴史と歴史学をめぐる講義』(関西学院大学出版会,2008年)『テマ反乱とビザンツ帝国 コンスタンティノープル政権と地方軍団』(大阪大学出版会,2016年)、他に調査報告書(共著)Kazuo Asano (ed.),The Island of St. Nicholas : excavation and survey of the Gemiler Island Area, Lycia, Turkey, Osaka University Press, 2010.がある。上記調査のため,1991年から2002年まで,ほぼ毎年,各1ヶ月程度ムーラ県のフェティエ市に滞在しました。


《第127回トプカプさろん》終了しました

「日本人の無宗教」の正体とは何か?


日本人は初詣、祭り、墓参など宗教行為に参加しているのに、無宗教だと言う。この奇妙な実態を解明する。一つは、神道は古代宗教で、共同体(地域共同体)の宗教、日本仏教は家の宗教となっていて、個人の宗教という自覚がない。第二に、宗教は「教え」だと思い込み、仏教の教えを知らないためで、儀礼や祭りが宗教だという知識が乏しい。自分の宗教を言語で表現できないことは、今後グローバル化が進む世界で困ることなる。


小田 淑子氏プロフィール

1948年神戸市生まれ。1971年大阪外大ペルシア語学科卒業、1977年京大大学院(宗教学専攻)博士課程中退、シカゴ大学大学院留学。東大文学部助手、京都女子大助教授、関西大学文学部教授、2018年3月退職。 外大でイスラーム神秘主義の研究を始め、京大で宗教学を学び、シカゴ大学で本格的にクルアーンやシャリーア(イスラーム法)などの研究に着手。その後、クルアーンやシャリーアを宗教学の立場から研究し、律法と宗教共同体を重視するイスラームの宗教性を解明し、儀礼の重要性にも着目。イスラームとの比較から日本的宗教のあり方にも関心を広げている。


《第126回トプカプさろん》終了しました

「トプカプ宮殿におけるスルタンの食文化」


世界三大料理の原点であるオスマン帝国時代のトプカプ宮殿での食事風景をご紹介します。 ◇イスラム医学と食事 ◇食事のマナー ◇食事風景 ◇食材とその変化 ◇食器とその変化 ◇台所事情 ◇コースメニュー 等々


オミュル トゥファン氏プロフィール

1967年マルマラ地方のバルケスィル生まれ。1990年イスタンブル大学考古学・美術史学科卒業。1997年より、トプカプ宮殿博物館の学芸員として勤務。国際交流基金の奨学金により2000?2001年の1年間、トプカプ宮殿博物館に貯蔵されている日本の磁器調査のため日本に滞在する。日本製の磁器や、宮廷での食文化についてトルコ国内外各地で講演し、論文も多数発表。


《第125回トプカプさろん》終了しました

「トルコと日本、それぞれのユーモア」


トルコ語と日本語。 トルコと日本のユーモアの共通点相違点。


藤田ウステュネル・ギュネシ氏プロフィール

大阪市の経済団体にて国際ビジネス・企業誘致プランナーとして勤務。アンカラ大学日本語日本文学科卒業。お茶の水女子大学にて日本語と日本史を専攻。大阪大学大学院言語文化研究科にて日本のユーモアを研究。落語や合気道など日本文化も学習。


《第124回トプカプさろん》終了しました

「平明丸事件:第一次世界大戦直後の日本・トルコ関係」


現在の日本では第一次世界大戦について関心がうすいが、当時の日本の軍・政・官勢力は、これを機に日本を五大国として世界に認めさせ、さらに地中海にまで権益を求めて行動していた。 その具体的な方策の一つが、シベリア出兵にともないロシア・ソ連勢力下に捕虜とされていたオスマン帝国軍人とその家族を、日本軍が連合国占領下のイスタンブルまで送還することであった。 しかしながら英・仏・伊はその動きを歓迎せず、牽制するためのギリシャ軍によってエーゲ海においてその捕虜護送にあたった平明丸を拿捕させた。本講演ではその顛末を概説する。


三沢伸生氏プロフィール

1961年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。1988-91年トルコ共和国イスタンブル留学。2000年東洋大学社会学部着任、現在に至る。専門は日本=イスラーム世界関係史。


《第123回トプカプさろん》終了しました

「トルコへの原発輸出、現地の声は」


日本がシノップへの原発輸出を計画するトルコでは、反原発運動が40年以上続いています。トルコはチェルノブイリ原発事故による深刻な汚染被害も経験しており、シノップでも多くの人々が日本による原発輸出に反対の声を上げています。毎年4月のチェルノブイリの日には、シノップで大規模な反原発集会が開催されます。原発に反対するトルコの人々の声を取材した映像作品の上映と合わせ、原発をめぐるトルコの歴史や、反対運動の現状を報告します。


森山拓也氏プロフィール

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士課程在籍。研究対象は トルコの環境運動、市民運動。トルコの反原発運動について調査を行っている。今回上映する監督作品「沈黙しない人々」は、横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2017で準優秀作品賞を受賞。


《第122回トプカプさろん》終了しました

「トルコの大地の『異文化』遺産」


ヒッタイト、古代ギリシャ、ローマ、ビザンツ、セルジューク朝、オスマン朝など、様々な時代の遺跡が重層的に残るトルコ。なかにはトルコ人の文化や歴史とは直接関係ないような「異文化」の痕跡も数多く残っています。トルコの人びとが一見すると「異文化」の遺産をどのようにみているのかについて、お話します。


田中英資氏プロフィール

香川県出身1975生まれ。サセックス大学ヨーロッパ研究所修士課程を経て、ケンブリッジ大学考古・人類学部大学院博士課程修了。2011年より、福岡女学院大学人文学部准教授。専門は社会人類学/文化遺産研究。著書に『文化遺産はだれのものか:トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護』(春風社)がある。



《第121回トプカプさろん》終了しました

「トルコの今」


「トルコの今」   トルコをめぐる最近の状況を紹介していただきます。またトルコ文化センターとしてのユヌス・エムレの活動も紹介していただきます。


《第120回トプカプさろん》終了しました

「イスタンブルの三人の日本人」&「ハラール和食試食体験」


「イスタンブルの三人の日本人」 ── 伊東忠太、大谷光瑞、そして山田寅次郎 ──   日ト友好の黎明期にオスマン帝国の首都イスタンブルに勇躍渡り、現在に至るトルコの親日化に貢献した3人の日本人。なかでも人生の大半をトルコで費やし民間大使とも呼ばれた山田寅次郎の足跡をたどります。


ジラルデッリ青木美由紀氏プロフィール

イスタンブル工科大学非常勤准教授補・国際日本文化研究センター外国人研究員   早稲田大学文学部卒業、大学院修了後、イスタンブル工科大学にて博士号(美術史)取得。ボアジチ大学准教授補をへて現職。専門分野は美術史、建築史、文化交渉史。編著に『イスタンブルの三人の日本人:山田寅次郎・伊東忠太・大谷光瑞』、『オスマンの宮殿へ吹く日本の風』、著書に『明治の建築家 伊東忠太オスマン帝国をゆく』(紀伊国屋じんぶん大賞6位入賞)など。2017年12月トルコ国立宮殿局所蔵の日本美術工芸品についての編著を思文閣出版より刊行予定。


「ハラール和食試食体験」   和食が世界的に注目されるなか、ムスリム旅行客を対象にした和食のおもてなしに取り組む動きが加速しています。いま京都におけるハラール和食はどのように進んでいるのか、実際に試食いただきながら“ハラール和食”の現在について教えていただきます。


小川 洸氏プロフィール

京都料理学校副校長・京都ハラールネットワーク協会代表理事   和食が世界的に注目される現在、ムスリムの皆さんに和食を味わってもらいたい……、そんな方々のご要望にお応えし、小川副校長のクッキング指南を交えながらハラール和食のおもてなしを提案。イスラム圏からの旅行客が増加するなか、ムスリム旅行客のおもてなしと環境整備を通じ「多文化共生」への貢献を目指している。


《第119回トプカプさろん》終了しました

「キルギスを知ろう!」&「豊かなトルコの食を紐解く」


「キルギスを知ろう!」   お話会のような感じで、中央アジアの国「キルギス」のいまを紹介します。2年間の生活体験談もまじえて、ビジュアルに紹介します。(キルギス語はキリル文字を使っていますが、テュルク諸語です。)


西田ちひろ氏プロフィール

2014年10月~2016年9月まで(2年間)青年海外協力隊としてキルギスに赴任。首都ビシュケクの保育園で活動。


「豊かなトルコの食を紐解く」 ~トルコ食巡りの旅から~   食をテーマに旅をしたら、どんなトルコが見えてくるだろう?現地の人と触れ合いながら、各地の郷土料理、保存食、風物詩などを取材しました。訪れた場所を増やしていくことで、点と点が線として繋がり、それが地域の特徴となっていきます。結果として、豊かな気候と様々な民族、7つの地域性が形成したモザイクなトルコの食が見えました。今回は全土を一通り周った時点の旅の報告として、皆さんに等身大のトルコをお伝えしたいと思っています。


岡崎伸也氏プロフィール

島根県益田市出身1973年生まれ/トルコ料理探求家   奈良大学地理学科在学中にトルコを訪れる。それをきっかけに卒業後トルコ語留学へ。帰国後、異文化を紹介するカフェを8年間営む。2010年からトルコ全土、食をテーマに旅することを計画。2015年に全土制覇。現在インターネットや新聞などで、食を通じてトルコを紹介している。その他料理教室、講演、通訳業も行っている。


《第118回トプカプさろん》終了しました

「大谷探検隊とトルコ」


日本の仏教学の権威でシルクロードの調査研究の第一人者。20 世紀初頭に中央アジアの仏教伝播の調査を行った「大谷探検隊」の研究にも優れた功績を残している。2011 年開館の龍谷大学ミュージアムの創設に尽力され館長を務めた。今回は大谷探検隊の全貌とトルコとの関わりについてご講義いただく。


講師プロフィール

1986 年龍谷大学大学院修了後、ガンダーラ仏教遺跡をはじめ多くの遺跡調査に従事。アフガニスタン・バーミヤン以西の仏教遺跡やイランで仏教遺跡を確認するなど大きな反響を呼んだ。2010 年のトルコでの日本年に、大谷探検隊に関する書籍をトルコ人研究者と共にトルコで刊行。広島県因島・善行寺の住職でもある。


《第117回トプカプさろん》終了しました

「トルコ語の魅力」


日本語とトルコ語は似ている、とか、トルコ語は日本人が学びやすい、と言われます。でも、本当に? 今回は「トルコ語でノーって、ハイュルだったっけ?」と思いながら留学に向かった氏のトルコ語学習の経験と、トルコ語教師としての経験から、日本人にとってのトルコ語についてお話ししていただきます。


講師プロフィール

1995年より当協会トルコ語講師。1994?96年富山県砺波市のチューリップ博物館トルコ語部門の通訳兼コーディネートに従事。2008年オルハン・パムック来日時に京都での一部のインタビューを通訳。


《第116回トプカプさろん》終了しました

「トルコポップスの夕べ」


トルコの芸能界やポップスに通じる会員・田中リカさんが選んだトルコの最新ポップスを聴いて楽しむ120分。 カヤさんのお店「イスタンブールサライ」(法人会員)を会場に、トレンディなトルコにふれましょう。 田中さんのトルコ音楽事情のお話にのせて、最新ポップスをご紹介します。


田中りかさんプロフィール

1970年生まれ。2002年に初めてトルコを訪問。以来トルコ訪問は現在14回を数え、当協会のトルコ語講座でトルコ語を学んだ。毎日トルコポップスを聴き、自他ともに認めるトルコ芸能界通。ときにはライブで自ら歌うこともある。


《第115回トプカプさろん》終了しました

トルコビジネス最新動向とトルコ人気質」


拡大するトルコ経済に注目し、進出に意欲的な日本企業が増えるなか、注意すべきビジネス習慣やトルコ人の気質について、現地駐在歴の長い氏にお話をうかがいます。


講師プロフィール

1965年生まれ、大阪府立大学卒業。90年日本貿易振興会入職。国内外の勤務ののち2007年よりイスタンブル所長に就任。「トルコ経済とビジネス環境」をはじめトルコでの経験を踏まえたセミナーなどで活躍。現在は日本貿易振興会人事課長。


《第114回トプカプさろん》終了しました

「世界17位のGDP誇るトルコ」─デモ後の経済と社会─


5月末に発生した反政府デモの背景と、デモの中心となったタクシン広場での経緯、およびトルコ社会の今後の見通しについて、最新情勢をルポしていただきます。 今回は、協会の第27回総会・懇親会と同時開催です。トルコワインと軽いトルコ料理(レストラン「イスタンブール・サライ」協力)を楽しみながらの親睦のひとときをもちたいと思いますので、参加費が上記の通りとなります。


講師プロフィール

1960年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院博士課程修了(トルコ民族史)。現在、笹川平和財団主任研究員。主な著作に『アゼルバイジャン語文法入門』『近代日本とトルコ世界』『在日タタール人』など。主な職歴、在トルコ日本大使館専門調査員、米国東西研究所主任研究員、東京大学教養学部非常勤講師、タファキュル大学客員教授。


《第113回トプカプさろん》終了しました

「東トルコ建築探訪―キリスト教・イスラーム建築文化の融合」


文明の十字路とも称されるトルコ。その名の通り、トルコ西部にはギリシャ・ローマ時代の遺跡、ハギア・ソフィア大聖堂などのビザンツ教会建築、オスマン朝下の壮大なドーム型モスク建築が混在していることはよく知られています。一方、シリア・イラン・アルメニア・グルジアに接するトルコ東部が我々日本人に紹介されることは稀です。が、そこには近隣文化圏の影響を反映したアルメニア・グルジア教会建築、オスマン朝以前のアナトリア・セルジューク建築といった、トルコ西部とは異なる多様な建築遺構が今なお見られます。ひととき旅する気分で、雄大な東トルコで育まれた文化と歴史を紐解きましょう。


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